【例年比では涼しい】北海道マラソン(2025)

北海道マラソン(フル)に出場しました。
結果は4時間13分(グロス)、4時間11分(ネット)でした。



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●目標と作戦
今回の目標と作戦はこう。
- スタートはぎりぎりまで木陰でしのぐ
- 足の具合が極めて不透明なので、5:40-50/kmで様子見。
- ハーフを2時間0-5分で通過できれば、後半はサブ4を視野にいれる。
- 25kmの大エイドと雪は一通り楽しむ
- 余裕が残っていれば、幹線道路が終わる30kmから5:20-30/kmに加速してサブ4に間に合わせる


●スタート前

天気予報では曇り27度予報と、涼しさを期待していたが、朝外に出てみるとくっきりと日陰が。日差しがあると暑そうです。昨夜まで暑さ対策いらなかったなぁとか言ったけれども、ちょっと時間巻き戻したいつもり。

今回はタイム狙いではないので直前(スタート40分前に会場到着)して、荷物を整えたらトイレへ。時間ギリギリまで粘ったけれどもトイレ列が進まなかったので断念して、整列へ。暑いから今日はそこまで尿意もないでしょう。

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大通り公園から見えるテレビ塔。

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スタートとゴールが同じレースの荷物預けは、自分で置いて回収するタイプが気楽で好き。番号も貼ってくれているのでありがたい。


●0-10km:スタート1:42、28:58(5:48)、28:22(5:40)
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大通公園を出発

出発は札幌の中心部から。高いビルが両側に並ぶ、商業地、市街地を走るので、まだ太陽が低いのもあって、日陰が多くて走りやすい。最初の5キロは上り坂。海抜ほぼ0から30mちょっとまで上がる。スタート直後もうっすらと上り坂なんだけれども、周囲のランナーが多く、街中を走る疾走感もあってそれほど上り坂は感じない。左折、右折を繰り返して中島公園の横くらいから、周囲のランナーがちょっと落ち着いてくる。

2kmらへんから実感できるほどの上り坂になる。スピードを出しすぎないように、という目的ではちょうどいいのかも。

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札幌市民のランニングコースに違いない、豊平川を、さらに南へ。

5km手前で、すぐにわかる登り坂を登ると、今日の最大海抜地点。ここからは11-12kmまではゆるゆるとしたくだり。このあたりもまだまだ市街地なので日陰はあるけれども、雲が減ってきて日差しがきつくなってくる。街路樹の日陰でしのぐ。

足が痛くなったらどうしようと思いながらかなりそーっと走ってみたけれども、10km走っても痛みはでてこない。負担をかけまいとかかと着地になっているせいか、スピードがでづらいような感触。正直この二日間観光して歩きまわっているので、足も疲れちゃっているだろうなぁという予感。道路は、金沢や黒部のように、雪国らしくアスファルトのひび割れや窪みが突然あったり、車道は両サイドに向かって傾斜がきつく、ちょっと走りにくい。

また参加人数が多いのもあり、ボリュームゾーンになりがちな4時間前後は人が多く、給水所は混雑。
一方で、ありがたいことに、給水は机間隔が広く取りそこなることはなさそう。序盤からしっかり水とスポーツドリンクをとって、頭から水もかけていく。

創成トンネルの所は蒸し暑いとどこかで見たが、確かに日陰の涼しさはあまりなく、ただ蒸し暑さを感じるトンネルでした。トンネルを出た後は、JRをくぐり、札幌の中心へ。車道が広くてちょっと気持ちが良い。
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これが創成トンネル。1kmほど一直線。金沢マラソンや愛媛マラソンのような郊外トンネルではないので、天井は低め。

●10-20km:28:07(5:37)、29:30(5:54)

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JRより北側の市街地
10キロからは中心部から少しずつ郊外へ。札幌らしく碁盤目状に道が整備されているので、何度か曲がったりすると、今どの方角に走っているのかちょっとわかりにくくなる。ボランティアの人が来てるTシャツにコース図がプリントされているので、ちらみしながら現在位置を推測。

15kmちょっとの給水所、人が混雑してるところで、ほかのランナーと接触してしまった。給水混雑の中、ランナーがぱっと横に避けてきたのにぶつかって、それを立て直そうとしたときに、運悪くアスファルトの凹みに足を取られてしまった。完全な転倒までは行かなかったけれども、左足首にぐいっと負担が掛かっちゃった。「今の左足だったよなぁ」と、ひとまず痛みがおちつくまで道路端の縁石のところで座ってしのぐ。

一旦痛みは引いてきたので、もう一度そーっと走り直し。もうこの時点で今日はタイム無理だなぁっていうのを実感したので、もう後はタイムは気にせず、エイドを楽しみながら淡々と走るモードへ移行。まぁ気楽なのはそれはそれで。

と余裕が出るつもりだったものの、気温が上がってきて日差しにあたるとかなりきつい。水が欲しい。15-20km辺が1番狭く、道路も結構荒れていて走りにくかった。また帰りここを通るらしいと言うところにちょっとがっかり。


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いよいよ新川通へ。遮るものがなにもない。


●20-30km:32:05(6:25)、28:48(5:46)

20キロのハーフ直後のところで初めての給食ポイント。バナナ、ミニトマトチョコパン暑くて食べるのきついんだけれども、今日はエイド目当てであまり補給食を持っていないので、頑張って食べる。チョコパンはもさもさして結構きつかった。

25キロで、いよいよ対応のビックエイド。コース脇ではなく、横にそれるタイプのエイドです。最初のテーブルでコーン茶、続いてどら焼き、キンキンに冷えたゼリー。さらにちくわパン、どら焼き、そして北海道の銘菓である美冬こがれ雪と、雪玉。。ここまでの給水もそうだけれど、よく冷やしてくるのが非常に嬉しい。


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雪とちくわパン、こがれ雪。ちくわパンはツナマヨが挟んであり、走りながら食べるにはなかなか。

20-24km、折り返して24-25kmは田園の県道を走る。遠くに愛本橋という赤いきれいな橋が見えていて、「晴れていたらきれいに見えたんだろうなぁ」と思いながら、前へ。
このあたりは雨風がきつく、横から叩きつける雨がきつかった。写真も撮りたかったが、濡れてスマホの画面が反応しないので諦め。23.1kmの道の駅うなづきでは、特色エイドのおにぎり。ここではとろろ昆布を巻いたおにぎり。この地域の名物らしい。土砂降りの中なのに、とろろ昆布が乾いていて良い意味で感動した。


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折り返しのシマエナガ(写真は前日のEXPO会場で撮影)

●30-40km:29:52(5:58)、30:51(6:10)

30kmらへんから、もうだいぶもペースを維持するのがきつくなってきて、もう淡々と走ることに。いつもは嫌いな風が向かい風が今日は涼しくて嬉しい。風はひんやりなのでそこは助かった。

30kmちょっとでもらえる氷がとても気持ち良かった。路肩で座り込んでいるランナーさんにあげたりして得を積んだりしていると、 32kmでようやく新川通り終わり。

気分的にはおわったつもりだったけれど、当然そんなことはなく、北大(39km)まではまだまだ長い。あまり認めたくないんだけれども、30kmの壁にぶちあたった。給水所の減速加速が脚にきているんだろうなぁ。




フルマラソンの最初の何回かはまさしくこういう感じで30kmの壁にあたり、必死にペース維持して走るんだけれども、足も呼吸もどんどん落ちてくるっていうのあったなぁとすごく懐かしい感じ。いよいよ北大が見えてきて、ほんとだったらここ涼しいと思いながら走り抜けるつもりだったんだけど、もう足がきつい。歩く事はなかったけれども、本当はもっと涼しさを感じられる木陰が修行気味。

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涼しさよりも脚がきつかった。日差しがないので、涼しかったはずです。

●40km-ゴール:14:20(6:32)
北大を抜けたら、あとはゴールするだけれども、きつかった。35kmからダラダラうっすら登り坂になってるはずなんだけれども、足がきついので、勾配を感じることもできず。

中心部に戻ると、高く大きな建物が増えてきて、盛り上がりもあり、ちょっと元気に。最後だけちょっとスピード上げてゴール。


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北海道庁舎の前を走る

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この先はゴール



●レース後

ゴール後ろは、アイスキャンデーに、水に、アイシング用の氷にと、酷暑対策を受けながらクールダウン。左足首は氷で冷やしたおかげか翌日も痛みはなかったのでなにより。
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ゴール後にもらるアイスキャンデー。おいしい!



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大会Tシャツ。街中でも着れるデザイン。帰りの空港はこれ着た人がたくさんいました。

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新千歳空港の温泉。高かったけれど、快適さにはかえられない。




●感想
思ってたよりも涼しく、後からネットで見る限り、今回の北海道マラソンはここ数年では気候的にかなり良いコンディションだったようです。
4時間きれなかったのは残念だったけれども、怪我は仕方がないので、悔しさはそこまでないかな。
給水のたびの減速加速や、進路変更など、負荷が大きい走り方にはなっていたし、路面にも気をつかわないといけないしで、消耗の大きいレースなのは間違いないと思います。怪我がなかったとしても、サブ4は正直五分五分かな。 後半みるみる脚がへばっていくのは、フルを走り出した時のような経緯で、ちょっと懐かしさもあります。

あの時と違って、限界まで走るようなことはせず、ゆるめたこともあり、足がつることもなく、筋肉痛で歩けないこともなく、また歩いてしまうこともなかったあたり、経験は積めてきたなぁという実感です。 16kmの転倒未遂もあって、早々にタイムを諦めたおかげで、25kmの大エイドを楽しめたのでそれはそれでよかったです(おかやまマラソンは、毎回タイムかつかつだったので、3回出たわりにラーメンは一度も食べていないし)。

というわけで反省会。

ポジティブ要素
・怪我から完全復帰した足→かばわずに走ると疲労軽減できるか
・練習用靴ではなく、レース用靴 ・もう少し前の位置で走れる→給水混雑のやや軽減
・地面のひび割れ身構える(下見て走る)
・給水の最適化;今回は、各給水所で複数のコップをとったが、コップの水をうまく使いこなせば、寄るテーブル減らせるのでは?
ネガテイブ要素
・より暑い

地元の夏場で5:30/kmは汗びっしょりできついですが、たとえば、6:00/kmなら10kmも走れるのか、とかそういう検証をできていた方が良かったかなと思います。要は、夏の適正ペースがいまいちつかめていない、というところが反省ポイント。


●来年の自分へのメモ
・宿は札幌-すすきのの間に取れれば、徒歩圏内。ビジネスホテルは観光シーズンもあり、よほど早くとらないと高額。
・会場入りは、スタート1時間前でも大丈夫。荷物預けは混まないが、トイレも長蛇の列になる
・路面は比較的荒れ気味、くぼみやひび割れが多い。よそ見はあまりしないように。
・給水のテーブル感覚は広めなので、取りはぐれることはないが、季節柄補給物が多いので、タイムロスや脚の消耗は覚悟
・会場にはご飯物のテントはない(近隣の飲食店やお店へ)

●レース情報まとめ
参加費16,500円 
参加人数20,000人
案内
1ヶ月前に通知(オンライン)
受付前日、前々日にビブス受け取り
参加賞
完走賞
・Tシャツ
・フィニッシャーメダル
・フィニッシャータオル
・アイスキャンディー
・ビールタンブラー(アルミ製使い捨て)
・パックごはん
アクセス
会場は大通公園(JR札幌駅から10-20分程度)
トイレ多数あるが、スタート前は長蛇
更衣室会場にテント
手荷物預かり
手荷物は置き場あり
  
スタート整列
ウェーブスタート
(第一ウェーブ)08:30のスタートに対し、10分前までに並ぶように指示
スタート混雑Cブロックで3分程度(A-F)
給水
水、スポーツドリンクが基本(約20箇所)、スポンジ水
パン、ミニトマト、どらやきのほか、ご当地ものとしてちくわパン、銘菓など


2025-2026シーズン始まりました。
怪我かの復帰レースで、まだ完全復活ではないですが、ひとまず走り切れてよかったです。次は9月の秋田田沢湖へ。

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