【雨&風】第42回カーター黒部名水マラソン(2025)【黒部名水ファン入り】

カーター黒部名水マラソン(フル)に出場しました。
結果は3時間46分(グロス)、3時間45分(ネット)でした。


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●目標と作戦
今回の目標と作戦はこう。
- 目標は3時間50-55分
- 前半は登り基調なので5:30-40/km程度で走り、後半は降りを利用して加速5:20-30/kmで走る
- 雨なので、後半に脚が止まって冷えるのは絶対に避けたい。なので前半は抑える。
- 特色エイドも多いので、フードは全てとる
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●スタート前
暑さ対策をしてきたものの、雨風対策をすべきだったと今更にきづく。ノースリーブだけでは寒そうなので、上から大会Tシャツを着て、薄いシャツ2枚体制。ゴールしてから振り返ると良いチョイスだった。

朝から雨が降っていたので、体育館でぎりぎりまで待つランナーが多い。幸い、スタートの30分前になると雨が止んだのでよかった。
スタートはA,B,C,...のプラカードに合わせて並ぶ。横も仕切っていないので横からでも入れるスタイル。


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奥の青いアーチがスタート、Cの中程で1分弱

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ゲストの皆様

●0-10km:スタート0:48、27:02(5:24)、27:23(5:29)
最初の5kmは、会場周辺を左折、右折を繰り返して、住宅街の間の鉄道沿いを走る。
今回はコース動画の予習はあまりしなかったのに加えて、曇りなので方角もわかりにくく、すでに迷子状態。金沢もそうだったが、雪国の道なので、アスファルトはヒビがあったり、道の中央は消雪水の口があったりで走りにくい。
市街地は、いたるところに「⚪︎⚪︎ 清水」という標識が立っていて、最初は何かよくわかっていなかったが、「しょうず」と読んで名水スポットらしい。ここらへんも予習できているともう少し楽しめたかなぁ。

カッパは5kmで脱ぎ、念の為、ズボンの後に挟んで持っていく。

この後雨が降るし、登りもあるし、曇りとはいえ気温も20℃近いしと懸念材料はたくさんあるので、周りにつられずにペースは抑えめ。参加者人数はそこまで多くなく、5kmでもバラけてくるので、時おり吹く風をめいいっぱい受けることも多く、実に不安。

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あいの風とやま鉄道に沿って走る

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市街地、この時はまだ雨が降る前。

●10-20km:27:41(5:32)、27:48(5:34)
10km手前で黒部駅を左折して市街地の方へ。富山はJR在来線から独立分離したあいの風富山鉄道と、富山地方鉄道(地鉄)があり、黒部市の中心部はどちらかというと地鉄の方らしい。地鉄黒部駅の近くは商店街があり、応援の人も多い。
12kmからいよいよ坂が始まる。標高はシンプルに12-24kmが登りなのでわかりやすく、下り坂も部分的にはあるものの、平均1%でだらだらとあがる。12-15kmは急な登り坂で、標高図からの想定よりは急に坂が始まる。オーバーペースにはならない、という点ではよいのかもしれない。12-22kmまでの10kmで100m強登るので、全体としては1%程度の計算。1%にしてはきつく感じたのは、風や気温の影響かもしれない。
登り区間、アスファルトの具合がよく、走ること自体は快適だった。


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黒部の中心部、お店の前で応援してくれる方が多い

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新幹線の黒部宇奈月温泉駅(地鉄の新黒部駅)。昨日の観光から合わせて4回目の景色。

17.4kmの給食は押し寿司とあったけれど、梅おにぎりだった。押し寿司は楽しみにしていたのであれ?と思ったけれど、エネルギー源としては申し分ないし、おいしかったので1個もぐもぐ。
18kmらへんでいよいよ雨。ぽつぽつでしばらく凌げるかと思ったが、10分もしないうちに本格的に降ってきた。


●20-30km:27:01(5:24)、27:08(5:26)

20-24km、折り返して24-25kmは田園の県道を走る。遠くに愛本橋という赤いきれいな橋が見えていて、「晴れていたらきれいに見えたんだろうなぁ」と思いながら、前へ。
このあたりは雨風がきつく、横から叩きつける雨がきつかった。写真も撮りたかったが、濡れてスマホの画面が反応しないので諦め。23.1kmの道の駅うなづきでは、特色エイドのおにぎり。ここではとろろ昆布を巻いたおにぎり。この地域の名物らしい。土砂降りの中なのに、とろろ昆布が乾いていて良い意味で感動した。

この区間、周りは田園なので、風を遮るものは全くないの加えて、雨も本降り。ちょっと笑っちゃうレベルで必死に小集団に追いついた。周りきょろきょろしながら隣のランナーと目があって、お互いに笑ってしまった。「名水天然シャワーです」と爽やかに言われて笑顔に。
雨ざらしのボランティア、スタッフさんには頭があがりません。
当然ながら帽子から靴もびちょびちょで、ペース緩めると冷えそう。脚止めなければなんとかなると、とばしすぎないように意識。これもまた良い経験だなぁ。
25-37kmまでは黒部川に沿って下っていくのだけれども、下りを感じる余裕はなく、ひたすら雨。

●30-40km:27:03(5:25)、24:42(4:56)

30kmらへんから雨は小雨になり、いつのまにか上がった。遠くも曇りだったので、日差しがでて蒸し暑くなる心配はなさそう。
河川敷は単調かなと思っていたが、周囲のランナーの出身地(黒部名水マラソンは背中ビブスもある上に、出身地が大きめにプリントされている)を見ていたり、北陸新幹線が通ったり、飽きなかった。晴れていたら、日差しをしのげずかなりきつかったに違いない。
31.8kmのエイドはパンにゼリー。脇に外れるタイプの大型エイド。ゼリーが大きい上に固くて、吸い込むのに苦労した。爽やかに甘くておいしかった。レース後のXの情報によるとりんごゼリーだったらしい。
ちょっとした登り降りにうんざりする程度には脚が疲れてきたものの、雨も止み、残り10kmを切ってメンタル的には楽になってきたので少しずつペースアップ。

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りんごゼリー。スプーンもあった気がするが、うまくとれなかったので必死に吸い込む。


34kmの橋の下だったかな。高橋尚子さんにタッチしてもらう。直前にスタッフさんが「この先に高橋さんがいます!」と声掛けしてくれたので、心の準備ができた。嬉しい。愛媛は突然のタイミングで戸惑ってしまったので。

30-35kmはいいペースで走ってきたつもりだったが、エイドロスもあり、本日のベストラップならず。
さらに進み、36.5kmでいよいよ冷やしラーメンにアイス。両手に取るとゆっくり食べられないのだが、ラーメン→アイスの順に無事に完食。味わう余裕があってよかった。最近はエイドも楽しみきれるようになってきていっそうマラソンが楽しい。
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事前予告のおかげもあり、無事に高橋さんとハイタッチ!

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アイス。カバー付きで渡してくれるので、取りやすい。

黒部川を河口付近まで下り切ると、38kmからは海沿いの道へ。晴れていたら富山湾の向こうに能登半島が見える絶景スポットらしい。あいにくの天気だが雨は降っていなかったので、日本海のザッパーンの向こうにうっすらと見えました。晴れていたら楽しかったかなぁ。
海沿いでいっそう風は強くなってきたが、残り5kmも切っているし、脚もまだまだいけそうなのでさらに加速。まわりをびゅんびゅん抜けて気持ちがいい。ここでようやく本日のベストラップ。

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富山湾の奥にうっすら見えるのが能登半島。

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特徴的なカラーリングの灯台。生地鼻灯台らしいです。

●40km-ゴール:09:46(4:27)
コースは海沿いから離れて、あとはゴール(スタート会場)に戻るのみ。
余力があれば、ラスト2.2kmを11分で、と思っていたが、10分きれました。ラストのラップは過去最高。今シーズン最初の金沢は必死に11分切って喜んでいたことを考えると、1シーズンで成長できたなぁと実感。

●感想
今回、事前にコース動画は見ずに臨んだので、コース風景は新鮮でした。終わってから大会パンフレットの写真や、過去大会のブログの写真を見ると、晴れていて暑そうな景色は、もはや別の大会のようです。

今後の改善ポイント
・強い雨対策(保温)
・だらだらとして上り坂の走り方(もう少しペースを維持できるようになりたい)

今回良かったこと
・風の凌ぎ方(無理せず走って足を温存)

●レース後
会場内で参加賞のカニ汁豚汁を食べる人のほか、飲食ブースも多く、とても賑わっていました。
終わってからつりそうになっていた脚をマッサージしてもらったり、となりのお風呂屋さんにいったり、地ビールも楽しんだ後で会場を後に。


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ゴール後も名水飲み放題。


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おまちかねのカニ汁。

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運動公園、にぎわっていました。

地元のクラフトビールやしらすなどの名産品、お土産も売っており、かなり賑わっていました。
ぱっとその場で食べやすいものがあると、もっと財布の紐を緩んだかも。


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事前発送でもらえるTシャツ。


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地域で使える割引券。

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JR西日本の企画きっぷで新幹線乗り倒しました


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前日は新潟の糸魚川まで足を伸ばしてフォッサマグナを観光。スケールに圧倒。

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富山ブラックラーメン。のどぐろ丼と白エビの天ぷら。

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黒部宇奈月温泉駅の隣の施設にジオパークがあり、黒部の自然史を学べます。とても面白かった。

今シーズンはこれで終わりです。去年10月末の金沢から始まり、11月の2週連続の福岡、神戸、12月の奈良、2月の2週連続の愛媛、熊本城、4月のかすみがうら、そして5月の黒部名水。全部で8本走りました。

メリハリをつけたらなんだかんだで本数を走れるんだと実感できました。来期もあちこち出歩こうと思います、


●来年の自分へのメモ
・シャトルバスはかなりの台数が動いている。基本は満員待ちか乗車待ちであり、バス待ち時間はほとんどない。
・新幹線行きのシャトルバスは観光バスタイプ(立ち席なし)
・会場入りは、スタート1時間前でも大丈夫。(荷物預け、トイレもさほどこまない。整列も必死にならなくてよい)
・荷物預ける際に大きな袋を用意したり、自分用の目印をつけたりできるとよい(ビブスナンバーの貼り付けなどはない)
・序盤の10kmは比較的路面が荒れ気味、傾斜あるので良い走路を探す必要がある
・給水のテーブル感覚は広めなので、混雑は回避しようがある
・晴れであれば、日差しを避ける場所が少ないので、夏用ウェアの方がよい
・会場となりのお風呂屋さんの間に小さい川があるので、橋の場所まで回り込む必要がある

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●レース情報まとめ
参加費11,000円 
参加人数6,000人 (ほかの距離も合わせれば2日で9,000人)
案内
2週間前にビブスとともに送付
受付なし
参加賞
完走賞
・Tシャツ
・フィニッシャータオル
・カニ汁か豚汁、押し寿司
・スポドリ、ゼリー飲料
・パックごはん
メダルはない
アクセス
会場はJR黒部、富山地鉄黒部駅、新幹線黒部宇奈月駅からシャトルバス(10-20分程度)
トイレ多数あり
更衣室会場アリーナの2階
手荷物預かり
貴重品は200円で預けられる
手荷物は置き場あり(500円の有料管理もあり)
  
スタート整列
09:00のスタートに対し、15分前までに並ぶように指示
スタート混雑後方でも5分
給水
水、スポーツドリンクが基本(14箇所)
おにぎり、冷やしラーメン、塩ソフトなど
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