奈良マラソン(フル)に出場しました。
結果は3時間51分(グロス)、3時間49分(ネット)でした。
坂を堪能しました。持ってる力はほぼ出せたと思います。
●目標と作戦
今回の目標と作戦はこう。
- 希望的目標は3時間45分
- 激坂は無理せず6:00/kmでもしょうがないくらいで走る。
- わずかなフラット部分は5:00-10/kmくらい
- ぜんざい、柿の葉寿司、柿最中など特色エイドは全部とる
左が目標ペース、真ん中は結果、右端が自己ベスト
坂を考えると3時間45分はかなり厳しい目標ですが、今年はしっかり走ってきた、という思いが一つ目。
来年2月の勝負レースに向けて、冬レースを攻めたい、という思いが2つ目。
●スタート前
数日前の天気予報だと、朝は1桁前半、昼でも10度いかないくらい、となっていたので冷え込みを覚悟していたが、当日になってみるとスタート8度、昼は11度と理想的。風も強くないし、マラソン日和。
スタートブロックは、A-Hブロックと、リレーマラソンにと、かなり細く分かれていた。Cブロックスタートの割と前の方のスタートなのであまりストレスはなさそうな感じで安心。今回ぐらいブロックが細かい方がスタート整列に少々遅れてもかりかりしなくて良いから、気楽だなぁと思う。
前日受付の時に確保していたけれども、スタート直後は道は細いので渋滞気味。幸い、スタート位置が前の方なおかげで十分許容範囲。
スタート会場から1kmくらいは下り坂なので、周りも自分も比較的すぐにスピードに乗っていく。同時に、最後ゴール手前で、上り坂として果てしなく遠いんだろうなとうんざり思いながら走る。
2キロ位のところで市役所の前を通る大通りへ右折。ここから折り返し含めて7-8キロ位までは奈良マラソンで唯一と言っていいフラット区間。非常に広い道なので本当だったら気持ちよく走りたいけれども、まだまだ序盤なので我慢。とはいえ、ここだけはスピード出せるからなぁと思って自分との相談の結果5分20秒位で。
5キロの折り返しの前後で同じ会社から出ている方を見つけられるかなぁと内側を走ってたけれども人が多すぎて全然見つけられなかった。
8kmらへんから奈良公園に向かう道、じわっと登り坂になっているんだけれど、思ってたより結構きつい。坂2キロで40メートル、約2%の登り勾配だし、全体のコースマップからするとあまり警戒してなかったので、この時点でやや黄色信号。
スタートを見送ってくれるみなさま
唯一の良心ともいえるフラットな大通り。
平城京のあたり。
●10-20km:26:19(5:16)、27:34(5:31)
10キロまで登ったと思いきや、ここから一気に下がり、奈良マラソンのアップダウンがいよいよ始まったなぁと時間。
この時点で、もう目標にしてたグロス3時間45分は無理だろうなぁと悟った。この感じだと後半まで脚を温存しておかないとこの後ひたすらもっと坂を上り下りするし、と自重。
いう感じで、ネット3時間50分に目標を修正。ここは無理できんなぁと思いつつ15キロまではやや下り坂なので今はまぁ気持ちよく走っていく。福岡、神戸の時も思ったけれども、10キロちょっとってもうちょっと気持ちよく昔走ってた記憶があるんだけど、まだ体が温まりきっていないのか、序盤飛ばして後半苦しむのが身に沁みたのか、まだ調子があがらない感じ。
16kmあたりで市街地から山側へ。いよいよ登りが始まる。
少し街中から外れると起伏のある道。奈良盆地の周縁部を通る。
田園地帯で比較的見通しは良く、結構先まで見えるおかげで、前方のランナーが登りを駆け上がっているのが見えてします。ここ登るのはいいけれど、登った分まだ降って、そして復路でまた登り降りするんだなぁと思いながら走るの、なかなかメンタルもためされる。
18キロら辺で最高標高。シャープがすぐ横に見える白川大橋、確かに景色は楽しめるけれども下り坂も急で、結構神経を使う。標高133メートルから70メートルの下りなので、ちょっとブレーキをかけながらになったせいで脚には優しくなさそう。
わかりにくいかもしれないけれど、結構な上り坂。
●20-30km:26:08(5:14)、28:42(5:44)
コース全体で見ると、天理市街地の21キロから28キロ位はまぁフラットには見えるんだけど、実際は細かく登ったりだったりという感じであまりまったり走れる区間はなかった。スタート直後からトイレ行きたい気持ちで集中できず、加えて何かの調子に脚が終了しそうな予感がぷんぷんしてるので、気が休まらない。
イチョウ並木がきれいでした
25キロの天理市役所の折り返しを過ぎた後、天理大学のところで、いよいよぜんざいへ。岡山マラソンのようにコースの脇に外れて落ち着いていただくスタイル。熱々なので走りながら食べられへんしなぁと納得。1分ぐらいはロスするけれども自己ベスト狙うわけじゃないからこれはもう楽しまなければと。
コース案内はとても丁寧
一息ついてあったまった後、再び走り出す。一回立ち止まってしまったし、この後一気足が重くなろうなだろうなと言う予感。
行きに駆け降りた道をまた登り。脚も疲れてきているで、6:30/kmくらいまでかなりペースを落としてものぼる。
ぜんざいロスと坂ロスで結構ラップタイムが落ちるかなぁと思った割には、この5kmラップは5分44秒なので、粘れてたっぽい。
坂登る途中で会社の方とすれ違い。お互い気付けた!
●30-40km:26:05(5:13)、27:28(5:30)
奈良マラソンは30キロ超えてからまだ坂が3回あると言う。
30kmで往路と同じ坂を登り降り、35kmからは復路のみの新しい坂(笑)。会社で奈良マラソン経験者から聞いていた「1本下の市街地を走らせてほしい」という思いに共感。30メートル位の上りなんだけれども、ラストゴール前の坂が気がかりすぎて、あまり印象残ってない。タイム的にも落ちていないので、かなりがんばってたっぽい。
この時点では、もうちょっとペースを維持できれば3時間50分切れるんじゃないかと思いながら走っていた。
●40km-ゴール:13:08(5:59)
40kmまでは粘ったけれど、限界でした。まだここから5分10秒で走れば、という仮定の計算はあったものの、ゴールが近づくにつれてペースはおちる一方。40kmの通過って、「あとちょっと!」って思うのだけれど、今回の奈良は、坂にビビりすぎて、全く思わなかった。
歩きはしなかったものの、失速のなかゴールのスタジアムへ。ラスト100mはダッシュできませんでした。
●感想
覚悟していた以上の坂でしたが、うまくペース管理できて走り通せたことには満足です。10-15kmをもう少し稼げた気もしますが、序盤でとばすわけにはいかず、全力を出し切ったという気持ち。
ラストの失速は、脚だけの問題ではなく、エネルギー切れもあったのかなと反省。冬のレースは最後いつもこうなっている気がする。
今後の改善ポイント
・ロング走によるスタミナ改善。
・(タイム狙うレースは)前半からの計画的なエネルギー補給
今回良かったこと
●レース後
ゴール後は、フィニッシャータオルとメダルを掛けてくれます。
その場で気づかなかったけれど、タオルはスナップボタンがついているので、体に巻きやすい。
脚を止めると寒いのでお茶をもらった後はそそくさと体育館へ。
バナナ、おかきと手に持つものをもらった状態で荷物のビニールをとると結構きつかった。
●参加賞・お楽しみ
当日朝でも行けなくはないけれど、楽するために前泊しました。
夕方にいったので、EXPO会場は前日は堪能できず、当日ゴール後に回りました。
食べたのは三輪そうめん、あたたかくておいしかった。
●レース情報まとめ
参加費 | 13,000円 (参加賞のTシャツ+500円こみ) |
案内 | 1ヶ月前に封筒で連絡(スタート位置もわかる) |
受付 | 前日 |
参加賞 | ・Tシャツ(参加費が+500円) ゴール後 ・おかき、バナナ、お茶 |
アクセス | スタート会場は近鉄奈良駅からバス20分 JR奈良駅、近鉄高の原駅からはシャトルバスあり |
トイレ | 多め |
更衣室 | 体育館の席で着替える |
手荷物預かり | あり(手荷物置き場に自分で出し入れ) |
スタート整列 | 90分前(0730-0840)から並び始め、スタートは0900 |
スタート混雑 | Cブロック前方(A-Hの8ブロック)で2分弱 |
給水 | 水、スポーツドリンクが基本 特色エイドに柿の葉寿司、ぜんざい、柿最中 |
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