【強風の中頑張った】第33回加古川マラソン2022

加古川マラソン(フル)の結果です。
結果は3時間51分49秒(グロス)でした。自己二位の記録でした。

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- 目標の3時間50-55分を達成できた
- フラットコースながらも暴風の中頑張った
- 出過ぎたところもあるが、ペースコントロールできた

●目標と作戦
今回の目標と作戦はこう。
- グロスで3時間55分、いけそうなら後半にペースをあげて3時間50分まで狙う
- 前半は抑えて後半にラップをあげる、ネガティブを目指す
- 風が強いので集団を探して走る(想定のペースから5-10秒/kmくらいのズレを許容する)

ペース、ラップを書き下すとこんな感じ。
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加古川は3年前にも走ったことがあり、その時の3時間44分が自己ベストだした。
あの時は、高校の時の先輩が、途中まで引っ張ってくれたり、風が弱くて走りやすいコンディションだったのもあり、良い記録がでました。

●スタートまで
天気は晴れながら、大寒波がくるという天気予報でした。
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当日の天気。当日、気温はこんな感じだったけれども、風はもっと強かったように思う。


かなり寒いので、防寒をどうするかはいつも悩みどころ。結局、走っている時間が最も長くて、途中で暑くなってくるに違いないので、できるだけ軽装にノースリーブのメッシュだけにしました。
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ゼッケンの後ろにプチプチを貼るとお腹を冷やさずに走れます。

会場は大きなエキスポなどもないので、それほど探検する必要もなく、検温や参加賞のTシャツの交換をするくらいです。

更衣室は屋外テントを使えますが、荷物を置いたり暖をとって居座る場所ではなかったので、外で待機するのみです。
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過去大会のTシャツやフィニッシャータオルをまとめ売りしていました。使い心地がいいので、ちょっと惹かれる。


09:20スタートで、08:30に会場についたので丁度いい感じでした。
会場のトイレに行き、一通りストレッチや関節をほぐしたりしているといい感じです。


招き猫で有名なあおまちさんがいらしたので、写真を一緒にとってもらったり。
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●スタート、0-10km
09:00スタートと09:20スタートに分かれるウェーブスタートでした。僕は09:20スタートの中で、前列をとれました。初めての景色です。
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今大会はゲストでスピードスケートの小平奈緒さんがきていました。3kmのレースに走られていたようなので交流する場面はなかったのですが、スタート時にちらっとでも見られて良かったです(手を振ってくれた)。

最前列スタート、かつ、速い人は第一ウェーブで先行スタートしている、ということで、自分より前にほとんど人がいないスタートでした。とても新鮮。そして自分のペースを掴みづらく走りにくい。今だけ参加者が少ない地方レースのような気分です。

5:00/kmを切りかけていたので、少しずつペースを落として05:10-20/kmくらいまで。後から思えばこの区間は追い風区間なのでスピードが出るのも納得ですね。スタートのロスがなかったり、追い風加速もあったので、10km通過は54分ちょっとと、想定より3分速いペース。

折り返した後から強風向かい風に変わったので、このままゴールまで行けるわけがない、と早々に悟りました。
前に着いていくにはペースが速く、かといって後ろに下がるには自分の後ろに人がいない時、つらいです。

●10-20km
加古川の左岸から、大堰を渡った後は、ひたすら下ります。向かい風の中を。5:30/km前後を必死にキープ。
折り返した時に300-500mほど後ろに4時間ペースランナー集団がいたせいか、人はバラけ気味。河川敷ってこんなに景色が変わらないし長かったけな、と強く感じていました。
フルマラソンって30km越えてからが肉体的にきつくて長く感じるのもありますが、14-18kmあたりもまだまだある先の長さを感じる、ように思います。

強風がつらいのもありますが、とにかく寒かった。加古川マラソンはチョコレートくらいしか食べ物がないので自分で持ち込む必要があるのですが、手がかじかんでジェルの封を切るのに苦戦するとは思わなかった。
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しばらくすると第一ウェーブとすれ違い始めます。
18kmあたり(25kmくらい)で招き猫とすれ違ったり、20-21kmあたり(23kmあたり)でたかひろさんとすれ違ったり、1秒の邂逅でしたが声を返してくれて元気がでました。

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ハーフ地点

●20-30km
折り返した後は待望の追い風です。風向き変わらず吹いてくれていたので、ここらへんから飛び出してダッシュ。5:00-5:20/kmくらいで気持ちよく走りました。
ここまで強く吹いていると、一人で走る方が背中を押してもらえるので楽ですね。5:00/km(=12km/h)で自分が走っているとすると、常時向かい風3.33m/sを受けていることになるので、風速5m以上の追い風であれば、単独で(または最後尾から)追い風を受けた方がいいことになります。計算上は。
最後の5kmは、この風をまた向かい風で受けるんだろうなぁと思うとうんざりしてきますが、それは先送り。

●30-40km
今大会は例年のスタート位置の河川敷を工事中で使えないこともあり、通常よりスタート位置が数km上流側にずれています。ずれた約3-4kmを調整するために、32-36kmは土手の上を走ります。これまた強い風でした。ほんとうにこんなに強い風の中をレースで走ったのは初めてだと思います。帽子が吹き飛びそうでした。

岡山マラソンの時は、余力はまだまだありましたが、今日は風でずいぶん消耗していたので、ペースを上げることはできずに弱気モード。残りを6km/分で走っても4時間は切れるけど、3時間55分を切るには5:40/kmがいるなぁ、とか考えながら脚を動かします。

堰を渡ってラストの5kmも相変わらずの向かい風で、前を走るランナーは失速している人がほとんどでした。抜かそうと前に出ると、今度は自分が風を受けるので、なかなか前に進めず、という状態。

そうこうしていると、4時間のペースランナーの集団に追いつかれました
今の自分のタイムとペースを考えると、どう頭の中で計算しても、そこまで遅れているつもりもなかったので、驚きましたが、どうも実際は、3時間50分位のペースでベースランナーたちが走っていたよです。
彼らは5:20/kmくらいのペースで走っていたので、ついていくことに。集団の中に入ってしまえば、風は来ないし、暖かいし、ギリギリ自分まだついていけるだけの足が残っていたのでしばらく彼らと一緒に走れました。それにしても彼らは早い。時計を見ながら確認しながら走っているのに、5:40/kmで走ろうと言う感じはなく5:20/kmで走り続けていました。
実際同じペースで走れたのでまぁ助かったと言うところもありますが、ちょっと不思議なペース配分です。ただ3キロも走ると結構自分も疲れてきて、残り2キロになったところで少しずつフェードアウトしました。

●40km-ゴール
残り2kmなので踏ん張ればいけるだろうと思っていたのですけれども、ちょっと甘かったです。 前半のように5分30秒位のペースで踏ん張るつもりでしたけれども、やはり風がきつく6:00/kmと戦うような感じで必死に走りました。この時点で3時間50分は無理なことがわかり、無事に脚を止めずに52-53分くらいで走りきろうと切り替え。

スタートの時は、スタート&ゴールにアーチはあったのですが、強風のせいか、すでに片付けてしまっていたようで、遠目ではどこにゴールがあるのかちょっとわかりづらく残り400メートルになってから気づきました。
ゴールが見えるとさすがに最後のひとしぼりと言うことで、疾走しながらちょうど目の前に見えていた2人をかわしてフィニッシュ。

●ゴール後

ゴール後はバスタオル、マスク、ドリンクを順に受け取り、写真を撮ってもらったり。バスタオルってこんなに暖かかったんだなぁ

ゴール後の余韻でしばらくは体がホカホカだったのですが、脚も体も疲れていたので、座ったら脚がつりかけたりで、急に冷えてきました
あまりエイド補給も多くなかったので、気温が低かったこともありエネルギーが枯渇しかけていたのだと思います。

温かい更衣テントに駆け込み、着替えながらジェルを流し込むとちょっと復活。

帰りはカツめしを食べようといくつかのお店をピックアップしていましたが、気分が悪かったので、残してしまうことになれば申し訳ないので断念。
結局パン屋さんで焼きたてのパンを買い、食べれる分だけを食べました。まぁ何か温かいものを口にすれば急に復活してきたので、やっぱりエネルギー切れだったことを認識しました。



レース中、あるいはゴール後はこんなに風が強くてきついんだったら、もう次は出なくていいのかなあと思ったりもしましたが、家に帰る頃には喉元過ぎればなんとやら、ということでまた来年も出ようかなぁって言う気持ちになってきます。

レース自体振り返ってみると、今となってみれば、最初から4時間のペースランナーとずっと走っていればもっと体力を温存できたし、最後の最後に飛び出せば3時間50分は切れたような気もします。とは言え、今回は自己ベスト更新を狙うようなつもりで出たレースでもないですし、こうやって1人で風あるいは寒さと闘いながら走るっていうのは、ちょっとした経験で、感情とともに自分の中で染み付いたので、これはこれで良かったかと。
ネガティブラップとはいきませんでしたけれども前半と後半が1分の差で収まりましたし、この風の中でも、歩くこともなく最後まで走りきれたので良かったのだと思います。そういうことにします。


今シーズンのフルはこれでおしまい。
後は市内の10kmのレースを1月末にエントリーしています。自己ベスト43分は無理でしょうが、44-45分できれたらなぁと走るつもりです。


●情報まとめ
-案内
前月に封筒郵送
-受付
受付なし(ゼッケンやパンフレットは事前郵送)
当日に検温のほか、参加賞のTシャツを受け取る。
-参加賞
Tシャツ、フィニッシャーバスタオル
-駐車場
河川敷にあり。加古川バイパスからの出口渋滞があったらしい。
-電車アクセス
加古川駅から徒歩10分(今年のみ)。例年は2-3km。
-トイレ
会場にもトイレがたくさんあり。コース上のトイレは少なめだが、人数規模を考えると適当。並んでいる人はみない。
-更衣室
河川敷に更衣室テントががあり、風をしのげる。
-手荷物預かり
事前に送られる厚手のポリ袋に入れて会場で預ける。預け、受け取りには全く混雑しない。
-シャワー
なし
-ゴール後の食べ物
コロナ禍でなし
-スタート整列
ウェーブスタートで20分差でスタートする。整列は20分前から。
-スタート混雑
先頭ブロックなのでなし。第一ウェーブの最後尾を見るに2,3分でスタートできていた。公式記録はネットタイム。
-給水
給水は2.5km毎に水とスポーツドリンクがある。20km以降はチョコがある。殺到するほどの人数がコース上にいないので取りやすい。
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