おかやまマラソン、3時間57分でした!目標のおかやまでのサブ4をついに達成しました。
2020年2月の京都マラソン以来のマラソン大会です。コロナ以降、初めてのマラソンです。
おかやまマラソンは、とにかくグロスタイムでどうしてもサブ4を達成したい大会です。
2017年に初めて出場したフルマラソン、当時はなんとなくサブ4を目指したものの38kmで脚が攣って4時間3分、
翌2018年には、いけそう感を最後まで持ちつつも、41kmの跨線橋でまた脚が攣って4時間0分台と、
いろいろと悔しい思いをしてきた大会でした。
2019年以降も毎年申込み、今年は県民枠で当選しながら、夏に引っ越したため、兵庫県から参戦しました(ちゃんとルール通りですよ)。
●目標と結果
結果は3時間57分でした。
後半にペースを上げるで走れたので、とても満足しています。
スタートの混雑が少なかった分、貯金を前半でじっくり使いつつ、ハーフを2時間ジャストで抜け、中盤からじわっとあげて最後まで元気に走り抜けました。気持ちよかったー!
●前日
在来線で岡山入り。4ヶ月ぶりの岡山です。去年は毎週末移動していたルートなので、そこまで懐かしくはない。
真っ先にゼッケンを受け取り、まずは一安心。
桃のバルーン。これを見るとおかやまマラソンがやってきた感じがしますね。
同じくベネッセのしまじろうカー。これまたおかやまマラソン感。
宿は会場から15分の東横インへ。近くなのでらくらくです。
東横インらしからぬ良い眺望でした。ここから跨線橋がよくみえます。
●スタートまで
1週間天気予報を見続けていましたが、やはり雨は避けられない様子。
京都マラソンの教訓から、靴の中で滑りにくい靴下やら、ワセリンやら、靴ずれ対策の絆創膏やら、できる対策はしておきます。
ポジティブな要因としては、気温はあがらず、かつ朝の気温は高く、マラソン向きではあること。
カステラと団子で腹ごしらえをしたあと、6時からホテルの朝食へ。
ホテルの朝食は、ごはん、いも、パスタと完全にマラソン仕様でした。ありがたや。
●スタート-10km
スタート位置は、S、A-KブロックのうちCブロックでした。コロナ対策のため、かなり間隔をとって待機するようで、2019までのA-Eブロックから区分けされるようになっていますね。
私の申告PBは、3時間44分なので、結構いいブロックでした。
5時間のペースランナーと、前方のBブロックスタートの皆さん。
スタート時間が近づくと、待っていたかのように雨が振り始めます。雨合羽装備の人はスタート前に脱ぐ人が多かったけど、着続けていてよかった。走って暑くなるまで着続ける、これもまた京都マラソンの教訓です。
号砲からスタートラインまでわずか36秒
いい位置のおかげかスタート全然こみません。ばんばん抜かれていきますが、周りに気を取られずペースキープに徹しました。
車道の路面の水たまりを避けるために不規則な動きをするランナーや、轍ができにくいセンターライン近くは水たまりができにくいことは学習済みです。
フルは8回目なので、だいぶ経験もたまってきました。周りに抜かれていくことに焦らなくなってきたなぁと思います。むしろ、周りを抜かすときに、突っ込みすぎているのではないか、と時計を見るようにできていたので、うまくペースキープできたと思います。
●10-20km
周囲も自分もペースが落ち着いてきた感じです。ペース自体はかなり余裕があるので、給食もおちついてとりにいきました。最初の給食にシャインマスカットがあるの、ほんと美味しい。和菓子は個包装を剥がすのに大変苦労しました。
そして、4時間バルーンをつけたペースランナーさんに颯爽と抜かれていきました。
予定では、15kmくらいからペースあげようと思っていたのですが、雨でやや滑りやすくなっているし、折り返した後にも橋を越えたりするのに脚を使いそうなので、もう少し我慢してハーフ超えてから上げていくことに。
折返し(17km)の手前でペースランナーとすれ違い、約2分の遅れ。ハーフは2時間1-2分くらいかな、と予想。
●20-30km
ハーフは2時間6秒で通過。ペースを上げていたつもりもなかったのですが、予定より早い通過に少し焦ります。おそらく4時間バルーンのペースランナーも少し早めに走っているのだろうなぁと勝手に予想。
30号を右折してからすぐにハーフのポイント。ここからはしばらく田園地帯を走ります。
あまり上げると、30km超えてからきつそうなので、ペースランナーに追いつかない程度の5:30-35/kmくらいにほんのりペースアップ。
感覚的にはもっとラップが上がっているかと思ったのですが、給水所前後で5:50/km前後まで落ちるので、実はそこまで加速はしていなかったようです。
これまでのレースは給水所直後に急いでペース戻していたけど、今日は脚も心も余裕があるみたい。
レース中にこういう心境になったのは初めてなんですが、雨がまた強くなってきて目の前だけを見ているせいか、ペースランナーから少し離れたところを走っているせいか、3年振りのマラソンレースに走っているんだなぁと噛み締めながら集中している感覚がありました。
ここらへんまでくると、残りを5:40/kmで走っても4時間切れそうだなぁとか、残りを考え始めます笑。
●30-40km
タイム的に少しずつ貯金ができていくと、心にも余裕が出てきますね。岡南大橋もゆっくり登ればいいや、くらいで走るとこんなに楽だったんだなぁと実感。
31kmの折返しで4時間バルーンにすれ違いました。なぜか、自分の後ろで。
いつ抜かしたのか全く覚えがないのですが、おそらく4時間バルーンの第二集団なのでしょう。多分、前に2人くらいいるはずです。もう少し。
ラーメンは今回もまたスルー。またいつか食べにきましょう。
走ったことがある人はわかると思うんですが、旭川の土手に登るちょっとした坂、といっても2-3m駆け上がるくらいですが、あそこって脚にぐっと来ますよね。過去2回、脚もだいぶ疲れているなぁ、あと10kmいけるかな、とか考えていたのですが、今回はそんなことはなく、脚はまだいける、サブ4もいける、と確信して、ここから加速しました。
ついに見えた、4時間バルーンのペーサー(前)です
終盤でペーサーに追いつかれるのはなく、追いつく。このシチュエーションを作るのに、6年かかったかと思うとこみ上げる思いがありました。
ペーサーの方も2018年のときと同じ方だったので少し話して「いけそうやね」と励ましてもらい、さらに前へ。(わらじペーサーなのですぐにわかった)
旭川、こんなに短ったのか。もう「あと5km」なの、という感じ。
後楽園から新鶴見橋、旭川・百間川のランニングロードも岡山市に住んでいたときは、おかやまマラソンをイメージしながら走りました。
気持ちよく5:20-30/kmまで上げていたのですが、さすがに30kmも越えると、太ももとお尻がピクピクし始めたので、無理はしないことに。
ふくらはぎや膝には違和感はないので、大丈夫そうですが、ここでなにかあったら、目も当てられないので、また5:35-40/kmくらいまでペースダウン。
●ゴール後
●感想
おかやまのグロスでのサブ4、ゴール後は達成感より安堵感でした。最後の数kmに、脚攣るなよ、こけるなよ、っていう緊張感の方が強かったです。
雨のフルマラソン、経験があったのでデメリットは比較的少なく、暑くない、というメリットもあったかと思います。
久しぶりのレースですが、余裕をもった目標設定&コンディションのおかげか、きれいなレース展開ができました。とても気持ちよく走れました。また走りたいな、という気持ちがむくむく湧いてきました。
●情報まとめ
-案内
3週間前にビブス引き換え券と体調管理アプリの案内が郵送
-受付
前日のみ(当日はなし)、本人のみの代理人不可。
-参加賞
Tシャツ、不織布バッグ、ゴール後のパンと大手まんぢゅう、フィニッシャータオル、備前焼メダル
-駐車場
なし
-電車アクセス
受付会場、スタート・ゴール会場は岡山駅から徒歩20-25分。前日はバスも可。前泊を岡山駅周りにとれなければ倉敷にとるなど。
-トイレ
会場に多数ある。
-更衣室
スタート:更衣場所はなく、上着を脱ぐだけでくるように指示される。
ゴール:体育館の1階フロア、2階椅子が開放されている。
-待機場所
スタート位置開放は55分前(07:50)から。
-手荷物預かり
ゼッケン番号ごとに細かにテントが分かれている。混雑しない。
-ゴール後の食べ物
なし
-スタート混雑
S,A-Kのうち、Cの先頭で40秒ほど。1kmは6:00/km程度しかスピードが出ないが、その後比較的すぐにばらけた。
-給水・エイド
水、スポーツドリンク(ポカリスエット)は全給水所にある。テーブル間は広くとられてあり、後ろのテーブルからでもとりやすい。
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