結果は1時間57分XX秒(グロス)でした。
●目標と作戦
前週はフルをしっかり走っており、翌週もハーフもエントリーしているので、今週のハーフはゆったり走ろう、と。
この大会はペースランナーが2時間、1時間半、 キロ5-8分と6本走ります。キロ6分のペースランナーについていき、もし余力が十分にあればラストはペースを上げてもいいかな、ということで、最初の15kmは6:00/km (90分)で走り、最後の6.1kmは4:50/km (30分)で走って、トータル2時間を切るくらい、という作戦でした。想定した通りに走れました。
高低は、当然ですがレースのサイト通りで、途中1箇所4-5%の坂を上り下りします。
15kmからペースを上げたのが、ペースだけでなく、ピッチからもはっきりわかります。ここまではっきりしてるとおもしろい。
●スタートまで
赤穂線は電車の本数が少ないので、入念にダイヤを調べておきました。しかし、朝は1時間ほど寝坊。そこからの電車でも行けるには行けるんですが、スタート10時に対して播州赤穂駅につくのは9時過ぎで、あまりにぎりぎりだったので車で行くことに。高速使わずに下道だけで行きましたが1時間半かからず、余裕を持って到着しました。
河川敷の駐車場に停めて会場へ。受付はないので、参加賞を受け取って荷物を預けるだけ。体育館のメインフロアの中で参加賞を受け取り、同じフロアで荷物を預けます。着替えるのは二階の観客席や別の部屋に行かなければならないので、ランナーの動線としては惜しい感じです。
「体育館からスタート位置には10分ほどかかります」というアナウンスがしきりにかかっていたので9時半には移動開始。
体育館の横にあるちょっとした展示。なぜかペンギン。かわいい。
体育館から野球場を抜け、陸上競技場へ。野球場はウォーミングアップに使えます。天然芝が気持ちがいい。
朝は冷え込んだようですが、スタート(10時)は12-3℃はあったのかな。晴れていたので体感的にはかなり暖かく、午後には18℃くらいまで上がりました。
寝そべってストレッチすると朝露でびちょびょになります。注意。
スタート位置は陸上トラックに目標タイム30分刻みでプラカードが出ており、それに合わせて並びます。
20分前には、ランニングセミナーということで、みんなでストレッチ。スタート前はやることがなくて退屈なので、こういうの良いですね。
その後もボランティアの方がお盆にスポドリと水を持って回ってくれます。非常にありがたい。
ゆるキャラの陣たくんも回っています。この後、コース上にも応援にきます。
●0-5km
スタートはハーフ3400人が陸上トラックに並ぶので、混雑します。目標タイム2時間ちょっとのところで並んで、スタートラインまで130m、2分かかりました。陸上トラックを出た後も、会場敷地内、会場を出た後もコーナーが多く、道幅も狭いところが続くので3kmくらいまでは全然スピードが出せません。6:30/kmくらいしか出せないのでペースランナーの方も苦戦していました。
3kmくらいまでくると海辺を走ります。ここまでくると少し間隔があいてきて、人をよけながらであれば5:30-6:00/km程度まで出せるようになります。
ペースが大したことないのですが、日差しがきつくて汗ばんできました。
●5-10km
7-8kmあたりで一番のアップダウンがあります。約1kmかけて50m登ります。
ここまではかなりゆるく走っているので余力はかなりあるので、5:40-6:00/kmで淡々と登ります。
坂を登りきると海が遠くまでとてもきれいでした。
だいたいこのあたりでネットタイムも6:00/kmペースに追いついた感じ。ここからは坂を下るのでどうしても早くなるのを抑えながら走りました。
●10-15km
先程走った海沿いの道を戻り、海浜公園の中へ。
ここは周回コースの中に折り返しを2箇所作っているので、ぎりぎりペースでくると同じコースが続いて精神的にきついかもしれません。木陰が多く練習には良さそうなところでした。
●15-20km、ゴールまで
あっという間に15kmまできました。やはり相当楽な感じだったので、ここからは4:50/kmまで上げて、ゴール2時間を目指すことに。周りは5:30-6:00/kmのランナーばかりなので、抜かすばかりでした。
一気にペースを上げたので呼吸は上がってきつかったものの脚は余裕がありました。ムラはありましたが、フラットな6kmを結局4:40/kmで走ってゴールへ。
2時間のペースランナーは1時間57分-2時間とかなり幅を持ってゴールしていたようです。
●コース攻略のポイント
坂は1箇所あるとはいえ、全体としてはスピードを出しやすいコースだと思います。2時間切りを目指すなり、もっと速いタイムを狙うなり、ポイントはスタートの混雑を避けることと、坂はそれほど長くないので無理せず自分のペースで走ることだと思います。
スタート位置は遠慮せずに自分の目標タイムのエリアで少しでも前の方にいくこと、坂は登りきったところで息が上がってしまうと残りが苦痛になります。歩いてもいいとは言いませんが、平地より1分くらい遅いペースで上がっても充分ではないかと思います。
●レース後
レース後はお楽しみ会場にいって、300円金券を使って牡蠣のクラムチャウダーを食べました。せっかくなので牡蠣を食べたかったので。
お土産に塩味饅頭を書いたかったのですが、そういうブースはなく、仕方なく駅方面へ。駅までは20-30分ほど。駅に出たついでにラーメン(やっぱり塩ラーメン)を食べて、車を回収して帰宅。
朝と違って、渋滞箇所もありましたが、2時間かからなかったし、体はそこまで疲れていなかったので眠くなることなく帰宅できました。
●感想
普段は「自己ベスト更新にチャレンジ」「自分の精一杯にチャレンジ」という気持ちで走るので、どちらにしろ出し尽くして力尽きるのですが、今回はファンランに徹したので、写真を撮ったり周りのランナーを見たり余裕があって、こういう楽しみ方もできるのかと感じました。
10kmで「あぁ半分かぁ」、15kmで「え、もうあと6km!?」というくらい余力がありました。
余力をかなり残して走る、というの初めてで、ネガティブスプリットと言えなくもないですが、結局後半はペースを上げていくので心肺的にはそれなりにきつかったです。
ただ、あと少しだからどうにかなる、いざとなれば少しペースを落とせばどうにかできそう(普段はペースを落とし始めるとジリ貧)という状況で走るのは心理的にはかなり楽でした。記録狙いでないレースは、こういう気持ちで走れるととても楽しいのかなぁ、と。
今回はレースよりも会場周りを歩き回ったり、行き帰りの運転の方が疲れたなというのが正直なところです。
次のレースは来週の鏡野町のハーフです。公認でもなんでもないですが、1時間42分(4:45-4:50/kmペース)を目標に走ります。
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