マラソンのシーズンは冬!
とはいえ、1-2月の寒さは苦手です。
より正確に言うと、走ってる時はまだ耐えられるけど、スタート前の待機の寒さが苦手です。
今週末と来週末もレースがあるので、どうやって凌ごうかと毎日天気予報を眺めています。
寒さ対策、というとシャツの上から着るウェアやウインドブレーカーのパンツもありますが、レースで履くとスピードが出ない。そして途中から暑い。
僕は汗かきなのもあって、こういうウェアはあまり向いていません。
練習の時とかで、スタート地点に戻ってくるような周回コースや、陸上競技場でやるスピード練の時は重宝してますが。
というわけでレースでできる寒さ対策、自分なりにまとめてみました。
☆印は完全に主観です。
●タイツ
暖かさ:☆☆☆〜☆☆☆☆
夏も冬も年中履いています。
布1枚ですが、あると全然違います。
僕が履いているのはオールシーズン用の加圧タイプなので、真冬の朝はさすがに寒いです。
ハイエンド型でも起毛のものや、単に暖かさ重視なら比較的安価なものもありますが、
膝周りが冷えることもあり、もう一声対策したいものです。
●帽子
暖かさ:☆☆
これも夏も冬もかぶっています。
夏はメッシュ地のものを、冬はそうでないものを(通気性はあります)。
ランニングって常に風を切り続けるスポーツなので、風でかなり体温を奪われます。
ちなみに5-6分/kmなら約3m/sですので、その風速の風を受け続けていることになります。
胴や手足には負けますが、意外と頭も表面積が大きいので、ここを守っておくのは有効です。
探せば、耳まで覆うタイプのものや首筋(本来は日差し目的?)のものもあります。
ただ、帽子をかぶって走るのが苦手な人もいるので、結局は好みですね。
●手袋
暖かさ:☆☆☆
手は冷え性なのでこれも必須です。
ランニンググローブは通気性が良い生地と、防風タイプの生地のものが多くあります。
通気性が良い生地は、汗をかいても通すので、体が温まってきても着け続けられます。
一方、防風タイプの生地は、汗が抜けにくいので、気温や体の状態によっては暑く感じることもあります(大抵脱いでいます)。
言い換えると、通気性が良い生地は、走る前は寒いが走っている時は丁度良く、防風タイプの生地は走る前は暖かいが、走って体が暖まると暑い時もある。
こんなところでしょうか。僕は通気性タイプです。
スローペースの時や、途中で歩くかもしれない時、行き帰りも着けるのなら防風タイプでもいいと思います。
ランニング用のを買わなくても軍手や安い手袋を流用するのもありですが、濡れた時とかの重さや不快感は全然違いますね。
●長袖インナー
暖かさ:☆☆☆☆☆
市民ランナーの王道ですよね。
1枚余分に着る、しかも長袖。暖かくないはずがありません。
汗が乾きやすいスポーツタイプのを着ていますが、それでも冬のレースはハーフからフルになると後半は湿ってきます。
重さを感じるほどではないので、走っている時は良いのですが、レース後はすぐに着替えないとやはり寒い。
●アームウォーマー(アームカバー)
暖かさ:☆☆☆☆
テレビ中継されるようなレースのランナーでも着けているのを見かけます。
それならと思って買ってみたら、これまた使い勝手が良かったです。
レース前から着けておき、熱くなったら脱いでポケットに入れる。
11月や3月くらいは後半で脱ぐことも多いですが、12-1月は終始着けています。
腕の太さによってサイズを選ばないといけなかったり、腕の形やフォームによってはずり落ちやすい人もいるようです。
●ポンチョ代わりのゴミ袋
暖かさ:☆☆☆☆☆
首と腕を通す穴を開けてかぶります。
当然通気性は全くないので、スタート前の待機用です。
当然通気性は全くないので、スタート前の待機用です。
体が暖まるまではかぶったまま走り、途中で脱ぎます。
たかがゴミ袋1枚ですが、体感的にはずいぶん暖かく感じます。
繰り返しますが、通気性はないので長時間つけていると汗が乾かずに袋の内側が湿ってくるのでご注意を。
袋の厚みでまちまちですが、僕はポリエチレンの25μmあたりが好みです(笑)
●ゼッケンの裏に断熱材
暖かさ:☆☆☆☆
走っている時は、常に3-4m/sの向かい風が当たり続ける状態です。
つまり、風を受け続ける顔、胴(お腹)、脚や膝は冷風に晒され続けて、相当冷えます。
膝や顔は、覆ってしまうと動きが制限されたり、不快だったりでなんとも対策しづらい。
せめてお腹は薄着のままでどうにかできないかといろいろ試してこれ。
ゼッケンの裏に断熱材を貼る!
ウェアでどれだけ通気性やドライ感を謳っていても、結局ゼッケンを貼るとお腹のところはゼッケンで隠されてしまいます。
それならと、ゼッケンの裏に断熱材を貼ってみたところ、普段ならお腹の表面が冷えるのに、そういう不快感はありませんでした。
断熱材、いわゆるプチプチでもいいですし、隙間用のクッションテープでもいいと思います。
プチプチは四隅だけテープでゼッケンにとめて、まとめて安全ピンで留めています。
もともと軽いので重さはほとんど感じません。オススメです!
●クッションマット(更衣室での座布団代わり)
暖かさ:☆☆☆
走っている時ではなく、会場の更衣場所で着替えた後座って待っているときの敷物です。
ビニールシートやバスタオルを広げている人も多いですが、それだと床の冷えが伝わってきます。
小さい椅子を持ちこんでもいいですが、場所を取るので置きづらかったり、床面が傷つくのでそもそも不可なこともあります。
軽くて掃除も楽なもの、ということで、見つけたのは床に敷くジグソーパズルみたいになっているクッションマットです。
クッション用途ですが、断熱効果もばっちりです。樹脂製なので洗いやすいですし、もちろん軽い。
30cm x 30cmか45cm x 45cmならカバンにも入るので、大抵これを持っていっています。
2つ3つ持っていくとストレッチマット代わりにも使えることに気づきました。
既に同等品があれば、あえて新品を用意するほどではありませんが、使い勝手はいいので、家に余っていればぜひ。
●8時間タイプの小さい使い捨てカイロ
暖かさ:☆☆
暖かいの当たり前やろ、という声や走っている時に邪魔やろという声が聞こえてきます。
ただ、ミニサイズの8時間くらいしか効かないタイプの使い捨てカイロ、あれ持っていったら意外と良かったです。
まず重さ。僕が使っているのは、たった16g。ちなみにiPhone7が138g、iPhone Xが174gなので、それを持って走る人からしたら誤差の範囲です。
さすがにシリアスランナーには薦めませんが、16gならいいかな、って人も多いんじゃないでしょうか。
スタート前に立って待っているとき、せっかく体を温めたのに冷えてしまうのが残念です。
筋肉と違って暖まりにくい、膝とか脚の関節部を温めるのに使っています。
寒いレース、しっかり対策をして怪我のないように楽しみましょう!
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