フルマラソンのタイムを予測する計算式ってたくさんあるよね、ってことでいろいろ当てはめて遊んでみました。
今の自分のタイムはこんな感じ。
フル 3時間58分
30km 2時間42分
ハーフ 1時間46分
10km 45分
5km 22分 (5kmはガーミンの記録から抽出しただけ)
果たしてこれってどれくらい式にのってくるんだろう、言い換えれば、外れた点が見えてくる自分の癖みたいなものはあるんでしょうか。
●ダニエルの計算式
この手のを初めて教えてもらったのが、ダニエルの計算式で、ハーフを走り終わった時に計算してみました。
非常に有名なやつです。
17年2月当時、ハーフは1時間57分やったので、これによるとフルは4時間2分くらい。
だからフルの目標を4時間に設定したのもあったなぁ、と思い出しました。
というわけでダニエルの式から。
Jack Daniels' VDOT | サブ3.5 | サブ4 | ||
タイム | ペース | タイム | ペース | |
E等価タイム | ||||
フル | 3:30:00 | 4:59/km | 4:00:00 | 5:41/km |
ハーフ | 1:41:06 | 4:59/km | 1:56:11 | 5:30/km |
10km | 0:45:36 | 4:59/km | 0:52:25 | 5:14/km |
目標はサブ3.5やけど現状はサブ4、等価タイムを見るにサブ3.5の能力はあるけども、実際は長い距離走るにあたって持続させられていません。
ダニエルの式は酸素消費量で考えてるから、短距離だと脚のパワーで持っていってるけど、2時間、3時間走っていると酸素消費的にはまだいけるのに脚が先にへばってる、こんなところでしょうか。
卓球もしてるから、納得はいきます。
ということは酸素消費だけでなく、脚もしくは全身のパフォーマンス全体の持久力を補正できるような計算はないものか。
ということで、いろいろググってみました。
●持久係数
10kmもしくはハーフのタイムにある種の係数をかけてみるものです。
要はハーフのタイムx2+10分を、もう少し丁寧にしたものでしょうか。
雑誌ランナーズの2012年に載っていたもののようです。
経験則からスピード型とスタミナ型に分けて考えた方がいいとのこと、後半のタイムが落ちやすい、落ちにくいで分類すれば良いのでしょう。
持久係数 | 持久係数 | ||
10km | スピード型 | ||
ベストタイム | 0:45:00 | 3:40:30 | |
再現性のあるタイム | 0:48:00 | 3:55:12 | |
ハーフ | スピード型 | スタミナ型 | |
ベストタイム | 1:46:00 | 2.30 | 4:03:48 |
1:46:00 | 2.22 | 3:55:19 | |
再現性のあるタイム | 1:50:00 | 2.30 | 4:13:00 |
1:50:00 | 2.22 | 4:04:12 |
このあたりの計算はExcelに突っ込んでいます。それを転記しました。
やはり10kmの自己タイムが速すぎる。まぐれの1回説もあるので、練習でも繰り返しでてるタイム 48分で計算するとそれっぽくなりました。
同様にハーフから計算すると、こっちはなんとでも解釈できそうな感じです。
ということは、10kmはうまく走れてて、ハーフはそこそこ、それ以上はへばってきてる、こんな感じでしょうか。
実際のところ脚が攣りそうなのをかばったりしてるから、そうなのかもしれません。
楽観的に言うと、ペース配分や補給・給水をうまく管理できればまだまだ速くできるのかもしれません。
●片対数プロット
せっかくなので、同様の計算はないものかと探してたらこんなのもありました。
単純に横軸に距離の対数を、縦軸にペースをプロットして直線で近似するだけ。
Excelでちゃちゃっと書かせてみたらこんな感じ。
直線より下は上手に走れている、上はうまく管理できていない、そう考察してみると、ハーフが一番下手ってことになるのかな。
どっちにせよ10kmはできすぎですね。
長い距離が下手な理由は給水が下手やったり、汗かきやから長時間になるほどパフォーマンスが落ちやすい、とかそういうこともあるかもしれません。
とすると11月のレースより12月とか2月後半みたいにそこそこ寒い時期のレースの方が僕には合っているのかも、とか考えられます。
とまぁ、いろいろ考えてみるのは興味深かったです。
だからといってどんな練習をしたらいいのかは、ダニエルの式以外は教えてくれません。自分のパフォーマンスを解釈しているだけ。
練習メニューについてはダニエルの式に立ち返って考えるにしてもサブ4とサブ3.5の間をつくようなペースにした方がいいのかもしれません。
これもまた考えてみましょう。
この記事へのコメント